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おやすみなさい

本当に今年は色々ありました。
東日本大震災に始まり、多くの著名人の方のご逝去、
-特に私の中では、児玉清さんのご逝去が惜しまれますが-
我が家の長男 若の誕生、姫のお姉ちゃんとしての奮闘&若干の赤ちゃん返り、
そして、約1週間前の伯父の他界。
本当に色々ありました。
今日は、この伯父について書きます。

伯父(実母の兄)は、長らく患っておりまして
最初に発覚したのは、私が大学生の時だったかなぁ。
「すい臓がんが見つかった。いつ逝ってもおかしくないから、覚悟するように」。
すい臓がんは、”見つかったら末期”と言われる癌なので
まぁ、まず助かるはずはないと皆思っていました。
皆で「なんであんないい人が…神様は意地悪だ」と泣きはらしました。
ところが、しばらくしたら「癌が消えた」と。
「はぁ?癌が消えるなんてあるわけない!」と突っ込みましたが、
「医者だって首を傾げてる」と。
母は「あの能天気さがいいんだろう」と呆れておりました。

それからしばらくして、私が結婚する年、また別の癌が発覚。
「恐らく年は越せないだろう」と言われていた伯父は、
そこから4年の歳月を、入退院を繰り返しながら
能天気に過ごしてきました。
母に至っては、病状を知らせていないとはいえ、
事を重大に受け止めない伯父に、時に苛立ちを覚えるほどでした(^^;
最期は、全身、いろーんな病気に侵されていました。
医者は「なんでコレで生きてるんだ?」と首をひねるほどでした(苦笑)

そして最期。
なぜか伯父は急に、自分でお風呂を沸かし入ったそうです。
祖母曰く、「自分で湯灌したんだろう」って。
死ぬ前の人間って、やっぱり何か勘が働くのかもしれないなぁ。

棺の中の伯父は、伯父らしい、しまりのない安らかな笑顔をしていました。
棺の蓋を閉めるとき、伯父は生涯独身だったので、伯母が
「あっちで、ちゃんと彼女作るんやぞー」と頭をなでてあげると
祖母が「彼女でも彼氏でもいい」と答え、
その場にいた皆に「彼氏はあかんやろ!」と突っ込まれていました。
祖母的には「だって1人は寂しいやろ、友達がいるやろ」ってことだったみたいですが
母が「友達はいいけど、彼氏はアカン」と返してました。
その光景を見て、いくら60歳手前とはいえ、
自分の子供を看取る親(祖父母)の気持ちはいかばかりかと
また胸をえぐられるような思いに駆られました。
58年前、誰がこんな日を想像して、産んだでしょうか。
やはり、許す限り、順番は守りたいもんです。難しいけど。

伯父は、子供が大好きで、私たちも随分とかわいがってもらいました。
でも、御縁に恵まれず、自分の子供を抱くことはありませんでした。
遊びに行くと、いっつも寝転がって煙草と酒をやっていた伯父。
家族がいれば、少しは節制したのかな。
次は、健康に恵まれて、きっと幸せな家庭を築いてね。
お人好しで、情に厚くて、能天気で…
んー、一家の主にはちょっと不向きかな?(笑)
でも、きっとまた人はたくさん寄ってきてくれると思うから。
きっとその中に、運命の人がいると思うから。
だから、次はちゃんと見つけてね。

だからそれまで少し、おやすみなさい。
また、私とも、何らかの形で巡り合ってね。バイバイ。
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プロフィール

ずぅ

Author:ずぅ
愛娘・姫がすっかりお嬢さんになるも、愛息子・若は未だにかわいいやんちゃ坊主^^
平成が終わって令和が始まるので、新しい働き方、始めることにしました。
会社で通算11年タウン誌を制作した経験を生かし、フリーでライター兼エディターやってます。福井市在住。

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